『The Wonderful Wizard of Oz(邦題:オズの魔法使い)』 ランチ&ディナープログラム
メズム東京のレストランのラインナップと、シェフズシアターの 概要や予算など
※本記事は、ネタバレを多数含むため、食事を予定されていて、内容を楽しみにされている方は、ご注意ください。
2020年にオープンした竹芝のラグジュアリーホテル「メズム東京オートグラフコレクション」。
こちらのメインダイニングとなるレストラン「シェフズシアター〈Chef’s Theatre〉」でランチとディナーをいただきました。まさに五感を刺激するコンセプトを体現したコース料理であり、素晴らしかったです。
メズム東京のレストランは、以下の4つがあります。
メズム東京 ホテル内レストラン
- シェフズシアター〈Chef’s Theatre〉 (メインダイニング)
- シェフズシアター銀座みやちく 竹芝店 (鉄板焼き)
- Whisk (ラウンジ&バー)
- クラブメズム(会員制バー)
これらのレストランのうち、メズム東京のメインダイニングである「シェフズシアター(Chef’s Theatre)」では、季節ごとに、まさに五感を刺激する特徴的なランチ&ディナーコースが提供されます。
予算はどの季節でも、ほぼ一定でして、
- ランチコースは6,000円前後
- ディナーコースは12,000円前後
- モクテルペアリングは2,000円~3,000円
- ワインペアリングは7,000円~8,000円 です。
よって、ランチだと一人当たり7,000円~10,000円、ディナーコースだと、15,000円~20,000円くらいの予算になると思います。
ちなみにキッズメニュー(2022年6月中旬時点)は以下の通りです(税サ込 割引前)。
メズム東京 レストラン共通キッズメニュー
- お子様プレート 3,180円
(ハンバーグ、スパゲティ、フレンチフライ、コーンスープ、プリン) - トマトソーススパゲティ 1,550円
- ミートソーススパゲティ 1,900円
- ハンバーグとフレンチフライ 1,900円
- マイルド野菜カレー 1,900円
- コーンクリームスープ 1,080円
- アイスクリーム 1,080円
- フルーツ盛り合わせ 1,550円
- パンケーキ 1,550円
『The Wonderful Wizard of Oz』プログラム概要
『The Wonderful Wizard of Oz』プログラム概要
会場
「シェフズシアター(Chef’s Theatre)」
東京都港区海岸1-10-30 メズム東京オートグラフコレクション16階
金額
ランチ 6,100円(税サ込)
ディナー 12,700円(税サ込)
提供期間
2022年4月25日(月)~2022年9月30日(金)
メズム東京オートグラフコレクションにより、本プログラムが以下の様に紹介されています。
ライマン・フランク・ボームが著し、1900年にアメリカで出版された『The Wonderful Wizard of Oz(邦題:オズの魔法使い)』は、竜巻によって魔法の国オズに飛ばされた少女ドロシーが、さまざまな出会いを経て故郷に帰るまでの奇想天外な冒険を描く児童文学作品です。出版されるやいなや子どもたちの心を魅了し、シリーズ誕生から120年以上が経つ現在でも世界中で愛読され続ける不朽の名作です。
(中略)
『The WonderfulWizard of Oz』をもとにしたランチ&ディナープログラムでは、物語の前半をランチで、後半をディナーで再現し、ランチとディナーを合わせると一つの物語が完成する構成となっております。
いざ、「開演」すると、本当に物語に引き込まれてしまったかのよう!
シェフズシアターに流れるBGMも、中世ヨーロッパに冒険に出たかの様な雰囲気を演出していて、テンションがあがります!
コースですが、丁度良いボリュームです。ランチはモクテルのペアリング、ディナーは提供されるワインのグレードのグラス数を考慮すると、ワインペアリングがお得感ありだと感じましたので、おすすめです。
ペアリングがあると、本コースの満足度が更にアップしますよ!
Chapter 1 『The Wonderful Wizard of Oz(邦題:オズの魔法使い)』ランチプログラム
ランチプログラム メニュー概要
あらすじ(前半)
アメリカ、カンザスの農場で家族と仲良く暮らしていいた少女ドロシーは、ある日突然、愛犬トトとともに不思議な「オズの国」に飛ばされてしまう。
かかしやブリキのきこり、臆病なライオンが仲間に加わり、カンザスに帰りたいドロシーと、皆の願いを叶えるため、「オズの魔法使い」の住むエメラルドの都を目指す冒険の旅が始まる。
LUNCH MENU
- The Cyclone -竜巻
- The Council with the Munchkins -マンチキンたちとの話しあい
- The Road Through the Forest -森の中の道
OR - The Deadly Poppy Field -おそろしいケシの野
- The Emerald City of Oz -すばらしいエメラルドの都
- Specialty Coffee スペシャルティコーヒー
全4品のコース。メインは魚料理か肉料理のいずれかを選択します。
6,100円(税サ込)/名。2022年6月末までは、マリオットボンヴォイのレストラン割引が適用されました。
アミューズブッシュ「The Cyclone -竜巻-」
【物語のシーン】
カンザスの農場に暮らす少女ドロシーは、大草原の真ん中にある小さな家でヘンリーおじさんとエムおばさん、子犬のトトと仲良く暮らしていました。ある日突然、巨大な竜巻が家を襲い、ドロシーとトトは家ごと竜巻の一番上まで押しあげられ、何マイルも運ばれてしまいます。
ランチは、モクテルのペアリングとともにいただきました!
肉厚のトラウトサーモンと、季節のフルーツ、プチプチとした食感のクスクスやデュラム小麦を使用したサラダを、ヨーグルトムースのエスプーマで包み込んでいます。
周りに添えられているのは、コクと酸味が特徴的なバジルとマヨネーズのソース。竜巻を模した装飾はパイ生地で製作。
巨大な竜巻によってドロシーとトトが不思議な世界へと運ばれてしまう印象的な物語の始まりを表現しています。
柔らかい食感と、ほんのり聞いた酸味が、食欲を促す感じで、スターターとしてうってつけでしたね。
この1杯目は、りんご酢、カシス、ジンジャーエールのモクテル。
泡が利いていて、シュワッと、とても爽やか。酸味ががアクセントとなり、食欲を増進させるようなモクテル。
ディナーでも、同じモクテルが登場しますが、グラスと色合いが異なっています。
前菜「 The Council with the Munchkins -マンチキンたちとの話しあい-」
【物語のシーン】
ドロシーが目を覚ますと、そこは美しい草花に囲まれた、小さな人々が住むマンチキンの国でした。そこへ親切な北の魔女が訪れ、ドロシーの家が東の悪い魔女の上に落ち、奴隷にされていたマンチキンたちが自由になれたとお礼を言います。ドロシーが家へ帰る方法を尋ねると、北の魔女は東の魔女が履いていた銀の靴をドロシーに渡し、エメラルドの都へと続く黄色いレンガの道をたどってオズの魔法使いに会いに行くように伝えるのでした。
下地には、柔らかく焼き上げた穴子や、茄子のマリネ、茄子のムースに、トマトクーリが添えられています。上部に盛り付けられた季節野菜と共にいただきます。
夏らしい、上品な酸味で、さっぱりしていて、美味しかったです。
その上部に盛り付けられた季節野菜や、エディブルフラワーが草原や花畑を模し、ターメリックで色付けした薄焼きパンが、エメラルドの都へと続く黄色いレンガ道を表しています。
選べるメイン(魚料理)「 The Road Through the Forest -森の中の道-」
【物語のシーン】
黄色いレンガ道を進むドロシーとトトは、棒に引っ掛かったかかしを助け、ブリキのきこりに油をさし、臆病なライオンと出会います。カカシは脳みそを、ブリキのきこりは心を、ライオンは勇気を手に入れる願いを叶えてもらうため、オズの魔法使いに助けを求めに一緒にエメラルドの都に向かうことになりました。
アサリなどの魚介のすり身をワンタンの皮で包み「カカシの頭部」を(右)、高知県産の鯛をふっくらと焼き上げ、光沢のある皮目で「ブリキのきこり」を(中央)、たてがみのような見た目で弾力のあるヤマブシタケのフリットで「ライオン」(左)を表現。
貝をベースとした、出汁のきいた魚介ソースは森の道を表し、お皿にプリントされたドロシーたちのシルエットは、仲間と共に歩みを進める意気揚々とした雰囲気を演出しています。
ふっくらしたまろやかな風味で、とても美味しい!魚介ソースの香りも豊かで、食欲をそそります。
選べるメイン(肉料理)「 The Deadly Poppy Field -おそろしいケシの野-」
【物語のシーン】
ドロシーたちは力を合わせて様々な試練を乗り越え、エメラルドの都を目指して進みますが、途中で色鮮やかな花々に魅せられ、気が付くと真っ赤なケシの花畑へ入り込んでいました。深い眠りを誘うケシの花のにおいによって、ドロシーとトトとライオンは眠り込んでしまうのでした。
外側はハシバミのクランブルでカリッと、中はやわらかくジューシーに仕上げた氷室熟成豚。豚の脂身がトロッととろけて、コクのある甘さを感じます。
適切な温度管理の下で作られたヘーゼルナッツ香るソースや、素材の旨味を生かした季節の野菜(さやえんどう、ヤングコーン、蕪、等)が添えられています。
さらに、真っ赤なトマトパウダーと黒ニンニクのピューレで毒々しく描かれた花々は、ドロシーたちが迷い込んだケシの野を再現しています。
デザート「The Emerald City of Oz -すばらしいエメラルドの都-」
【物語のシーン】
いくつもの冒険を乗り越えたドロシーたちは、ついにエメラルドの都にたどり着きます。門番に渡された緑の眼鏡をかけ都に入ると、そこにはきらめくエメラルドが散りばめられた世界が広がっており、街並みや人々、食べ物まで、目に映るものすべてが緑色でした。そしてドロシーたちは、ようやくオズの魔法使いに会うことができました。
見た目のインパクトが凄かったです!緑色の宝石のようなデザート!エメラルドの都を表現。
食材は、青リンゴのムース、ピスタチオのサブレ、ハーブのリキュールで「シャルトリューズ」を使用したムースリーヌ。
美しい色合いの飴細工や、ルッコラ、キウイ、シャキシャキ感のある青りんごで華やかに装飾し、様々な食感が楽しめまして、特に青りんごのシャキシャキ感、ピスタチオクッキーのサクサク感が心地良かったです。
甘みと酸味のバランスが程良い青リンゴとキウイがベースのソ
ースに、こちらもシャルトリューズが加わり、ヨーグルトのような甘酸っぱさにコクが加わり、美味しかったです。
デザートは猿田彦コーヒーと共にいただきました。
コース料理のみですと、6,100円(税サ込)で、当時のマリオットボンヴォイのレストラン割引で2割が適用されましたので、かなりコスパが良いなと感じました。
もっとも、モクテル2人分を頼むと、それなりに嵩みますが、それでもなかなかリーズナブルではないでしょうか。
Chapter 2 『The Wonderful Wizard of Oz(邦題:オズの魔法使い)』ディナープログラム
ディナープログラム概要
あらずじ(後半)
少女ドロシーたちの前に現れたオズの魔法使いは、「西の悪い魔女」を倒したら皆の願いを叶えることを約束する。数々の試練を乗り越え、なんとか魔女に打ち勝ったドロシー。
しかし、エメラルドの都に帰還した彼女たちは、オズの魔法使いが隠していた衝撃の事実を知ることになる…。
果たしてドロシーたちは、無事に願いを叶えることができるのか。
DINNER MENU
- The Search for the Wicked Witch -悪い魔女をさがしに(アミューズブッシュ)
- The Rescue -ドロシー仲間をすくう
- The Magic Art of the Great Humbug -偉大なぺてん師の魔術
- How the Balloon Was Launched -気球はどうやってとんだか
- Home Again -なつかしいわが家へ
- スペシャルティコーヒー / 小菓子
全6品のコース。メインは羊肉ですが、料金追加で黒毛和牛のロース肉、または、黒毛和牛のヒレ肉にアップグレード可能です。ちなみに黒毛和牛のヒレ肉だと+7,500円(税サ込 割引前)でした。私はワインのペアリング(5杯)、奥さんはモクテルのペアリング(4杯)にしました。
コースは12,700円(税サ込)/名。2022年6月末までは、マリオットボンヴォイのレストラン割引が適用されました。
ディナーとランチともにカンパーニュが付いてきます(左)。付け合わせはオリーブオイル。
キッズメニューを頼むと柔らかいパンも付いてきます(右)。
アミューズブッシュ The Search for the Wicked Witch -悪い魔女をさがしに-
【物語のシーン】
西の悪い魔女を倒せば全員の願いを叶えるとオズに言われたドロシーたちは、ためらいつつも西の魔女のもとへと向かいます。ドロシーたちに魔女の手下である狼の群れや、カラスの大群、黒い蜂の大群が襲い掛かりますが、なんとか危機を乗り越えます。魔女は最後の手段として、3 回だけどんな命令でもきく空飛ぶ猿を呼び出せる“黄金の帽子”をかぶり呪文を唱え、かかしときこりはめちゃくちゃに壊されてしまい、ドロシーとトト、ライオンは魔女に捕まってしまいました。
アミューズブッシュは、「悪い魔女の手下」達を表現した一品。右から、
「カラス」旬の食材の揚げ物(今回は穴子)に牛蒡を黒い羽根に見立てて装飾した一品
「狼」
カニのリエットをパリパリとした食感のカダイフで包み、耳や尻尾を模したパン生地の装飾を添えて提供。
「蜂」
濃厚なフォアグラをプラリネ風味に仕上げ、蜂の巣を思わせる装飾と食用花で飾り付け。
「黄金の帽子」
ドライフルーツやナッツをフロマージュブランで包み、金箔で色付けをして再現しています。
スペイン・カタルーニャ産のスパークリングワインです。
グレープフルーツや青りんごの爽やかな甘い香りが特徴的。初夏の暑い時期にはとても美味しい。
かなり強めの泡で、食事をしっかりと味わうための準備運動のような感じでしょうか。前菜にピッタリのセレクションでした!
りんご酢、カシス、ジンジャーエールを使用したモクテル1杯目。クワトロ・カヴァと同様、特にりんご酢と泡の組み合わせで、舌が目覚めるような感じ。少しずつ飲むというよりは、一気に飲み干し、前菜を味わうのがいい感じでした。
前菜「 The Rescue -ドロシー仲間をすくう-」
【物語のシーン】
西の魔女の奴隷として働かされていたドロシー。ある日、魔女に銀の靴を片方取り上げられたドロシーはかんかんに怒って、近くにあったバケツの水を魔女にかけました。すると、魔女は叫び声をあげながらあっという間に溶けて消えてしまい、ドロシーたちは自由を取り戻すことができました。
ドロシーが西の魔女を倒す場面を表現した一品。
カリフラワーの旨味が濃縮されたブラマンジェにシブレットなどのハーブのジュレを乗せ、イカスミで黒く色付けしたパン生地の焦がしパウダーで魔女の横顔を描いています。
オマール海老が柔らかくて、本当にぷりぷり!とても美味しかった!
仕上げに、バケツに入ったイエロートマトのソースを魔女を模したブラマンジェにかけるパフォーマンスがあります。
西の魔女を倒したドロシーの気分に浸るというコンセプトです。
ニュージーランド・ワイパラ産の白ワイン。
ライチ、洋梨を彷彿とさせるフルーティーな香りと、辛口すっきりな味わいです。
フレンチオークの樽熟成により、やや重みも感じる、飲みごたえのある白ワインです。
魚料理: The Magic Art of the Great Humbug -偉大なぺてん師の魔術-
【物語のシーン】
西の魔女を倒し再びエメラルドの都へ戻ったドロシーたちに、オズの魔法使いは、自分はぺてん師、ただの人間であることを明かしました。願いを叶える魔法使いではなかったことに落胆するドロシーたち。しかしオズは、それぞれの望むものは、魔法を使わなくとも既に手に入っていると言い、かかしにはブランの脳みそを、ブリキのきこりには絹でできたハート(心)を、ライオンには緑の瓶に入った勇気の出る飲み物をあげました。
ジューシーに仕上げた白身魚(中央 日替わり)。たてがみは、白州のバジル和えで表現。ソースは、フランス料理で使われる牛肉ベースのジュ・ド・ヴィアンド。
オズの魔法使いがライオンに与えた緑の瓶を模した容器に入ったレモンオイルを、お皿に滴らせるタレントの方によるパフォーマンスも見所。
ブリキのきこりに与えられた、絹のハート(右)は、ウイキョウなどの野菜のピューレで再現。
チーズやバターの濃厚な旨味が詰まった麦のリゾット(左)でかかしに与えられたブランの脳みそを再現。
食材の食感がそれぞれ異なっていて、特にリゾットはお米のプリプリ感が、美味しくて印象的でした。
アメリカ・カリフォルニア州のナパヴァレー産の白ワイン。
白にもかかわらず、フルボディでガッツリ。オークの樽の香りの中に、ベリー系の香りがほんのり。メイン料理にぴったりです。
肉料理: How the Balloon Was Launched -気球はどうやってとんだか-
【物語のシーン】
オズはドロシーを気球に乗せてカンザスへ帰すことにしますが、飛び立つ時に走り出したトトを追いかけたドロシーは気球に乗りそびれ、結局オズだけが気球に乗って行ってしまいました。エメラルドの都の兵隊に相談すると、南のよい魔女グリンダなら助けてくれるかもしれないと教えてくれ、ドロシーたちは再び旅に出ることにしました。
ハーブの香りをまとわせてしっとりとローストした骨付きの仔羊に、旬の野菜を添え、仔羊のジュで王道の味わいに仕上げた一品。メズムはジビエが出ることが多いですね。
オズが乗った気球を、パスタフリットや、衣の軽快な歯ごたえと、もちっとしたレンズ豆を愉しめるコロッケ(オズが乗っている部分)、チーズクリームパンのフリット(バルーンの部分)で表現。
白い野菜のピューレで雲を再現。
メインのお肉は、黒毛和牛のロース肉、または、黒毛和牛のフィレ肉のステーキに変更可能。
こちらは、7,500円(税サ込、マリオットボンヴォイのレストラン割引前)で黒毛和牛のフィレ肉にアップグレードしたものです。
フランス・サンジュリアン産の赤で、ペアリングの中では、いい感じのヴィンテージワインです。
程よい渋みで、スパイシーな味わいがアクセントとなりつつも、ベリー系の酸味とオークの樽の香りが心地よく、余韻のなる後味が印象的でした。
デザート: Home Again -なつかしいわが家へ-
【物語のシーン】
ドロシーたちはやっとの思いで南の国にたどり着き、南の魔女グリンダに会います。グリンダは黄金の帽子を使って、かかしをエメラルドの都へ、ブリキのきこりを西の国へ、ライオンを森へと送り届ける約束をします。ドロシーは、グリンダに言われた通りに銀の靴のかかとを 3 回たたきあわせ、エムおばさんの待つ我が家へ連れていってと願いました。
気がつくとそこは見慣れたカンザスの大草原で、ドロシーとトトは、ヘンリーおじさんとエムおばさんに再会することができたのでした。
<メインデザート(左)>
ドロシーの銀の靴を表したシルバースプーンには、マスカットのジュレやマーマレード、レモンクリームを乗せており、甘酸っぱいさっぱりとした後味に仕上げています。
コーヒーのソルベ、パッションフルーツ、マンゴー・チーズを合わせたクリーム、抹茶のガナッシュ、フレッシュマンゴー、抹茶スポンジの層を、抹茶のシガレットで蓋をして森の木を表現。
エキゾチックソースで表した黄色いレンガ道が、ドロシーたちがこれまでたどってきた道のりを表現。多様な食材が、たくさんの出会いを表現しており、物語のフィナーレにふさわしい華やかな一品です 。
<小菓子>
手前はキルシュが入ったチョコレート(お子様注意)、ガナシュ、ゼリー
イタリア・アマローネ・デッラ・バルボリチェック産のスパークリングワイン。
デザートの前のお口直しで提供されました。銀のボトルカラーは、デザートのシルバースプーンの色味に合わせています。
総評
コース自体はリーズナブル。ただし、メインのアップグレード、ドリンクのペアリングはそれなりの価格がしますが、おすすめです。
物語を楽しんでいるかのような、楽しいコース料理。
ディナーとランチの順番は逆転しても、雰囲気が崩れることは無いので、どちらを先にしても大丈夫!
2022年9月まで提供。おすすめです。
下記バナーから、一休レストラン経由で申し込み可能ですよ。
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